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2016年10月27日 (木)

将棋とプロ将棋は区別すべきである

プロ棋士やプロ棋士ファンがしばしば混同していますが、将棋とプロ将棋は別物です! あまりにも混同されているので、この違いはどんなに強調してもいい気がします。また、私もこのブログの一番初めに書くべきだったかもしれませんが、この違いの差こそ、プロ野球との最大の差でしょう。つまり、野球で遊ぶ人よりもプロ野球ファンは遥かに多いのですが、プロ将棋ファンは将棋で遊ぶ人よりも遥かに少ないのです。重要な違いなので、下に繰り返します。

 野球 ……  野球競技人口   << プロ野球ファン人口

 将棋 …… プロ将棋ファン人口 <<  将棋競技人口

より具体的な数値を出します。

プロ野球ファン人口……2998万人(参照:三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミル「2015 年スポーツマーケティング基礎調査」)

野球(キャッチボール含む)競技人口……812万人(参照:総務省「平成23年社会生活基本調査」)

将棋競技人口……393万人(参照:総務省「平成23年社会生活基本調査」)

プロ将棋ファン人口……不明

残念ながら、プロ将棋ファン人口を公平に求めたデータは見つけられませんでした(あったらコメントにぜひ書いてください)。ただ、将棋番組の推定視聴率と私の周りにいた将棋好きとの会話から考えて「プロ将棋ファン数<<将棋好きの数」だと確信しています。ほとんどの将棋ファンは、プロ将棋に関心など全くなく、将棋で遊んでいると推測します。だから、プロ野球を廃止したら、そのせいで野球競技人口が激減する可能性は高いかもしれませんが、プロ将棋を廃止しても、そのせいで将棋競技人口が激減する可能性はあまりないでしょう。

もしそうであるなら、トッププロがソフトよりも実力で遥かに劣る今、プロ将棋が存在する意義はないはずです。まずはプロ将棋ファン人口と将棋競技人口が等しくなる程度には、プロ棋士たちは普及活動に邁進すべきではないでしょうか。また、どのように将棋を活用すれば今後の社会で有益であるか、私がこのブログで論じてきたよりも広く深く、プロ棋士たちは考える責任があるはずです。

ところで、日本将棋連盟の公式HPには、根拠を示さずに将棋人口を1500万人と書いています(http://www.shogi.or.jp/faq/other/)。どうやら将棋連盟は日本政府の公式調査を信用できないようなので、公益社団法人認定を取り消して、日本から出て行ってもらうといいでしょう。
冗談はともかく、日本将棋連盟は定款で「普及」を目的としているので、プロ将棋ファン人口はどんなにお金がかかっても、公平に求める義務があるはずです。会社の利益増を目標にしたのに、今年の利益数値を知らない上に、目標値を定めていないでは、話になりません。また、日本将棋連盟のスポンサーである大手新聞各社も、プロ将棋ファン人口の数値には敏感になるべきでしょう。
というより、日本で最も質の高い情報を集められるはずの大手新聞各社が例外なく将棋連盟に毎年、何千万円や何億円と寄付しているのに、プロ将棋ファン人口の公平な数値が発見できないのは、一体どうしてなのでしょうか? 新聞社はなんの計画もなく、なんのチェックもせず、なんの改善要求も出さないまま、日本の伝統文化だからと、将棋連盟に何十億円も払い続けてきたのでしょうか。

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